2年かけてムーミンハウスを作ります

週刊ムーミンハウスの定期購読ブログです

90号組み立てました

とうとう9割に到達しました!あとひといきです。

 

そういえば、10号分追加で刊行される水浴び小屋も申し込みました…

16000円以上の追加出費はキツイですが、せっかくここまで続けたので。

アゴさんの戦略にまんまとはまっている気がしますね…悔しい。

 

今回は引き続き壁の制作です。

 

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まずは一番最初に外壁を貼った壁に窓を取り付け。

外側から窓をはめこみ固定し、内側には厚紙の窓枠を貼ります。

これでこの壁は完成ですね。

 

それから、新たにベランダ側の外壁を貼ったら今回の作業はおしまいです。

 

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91号と92号で壁貼り作業は完了予定。

その際に各フロア同士を固定する作業も行います。

 

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ところで先日、森アーツセンターギャラリーで開催されているムーミン展に行ってきましたが、かなり良かったです。

トーベ・ヤンソン直筆の挿絵原画やラフスケッチ等々、作品点数も多く見応えたっぷりでした。直筆のペン画はやっぱりすごい。どのスケッチもかわいらしくて動きがあって良かった…

 

短く単純な線の集まりで雲や波の動き、光と陰を自然に表現する手法はヤンソン独自のものというわけではありませんが、ムーミンの世界観にこれほどしっくり来る技法はないなと改めて感じました。

 

自然豊かな世界観・童話のようなハッピーエンドの物語を表現するには、インクの濃淡や木炭や鉛筆を使った柔らかい表現のほうが本来合っていると思うんですよ。

でもムーミンシリーズは、硬質な線で緻密な表現をすることで、ある種の「不気味さ」「怖さ」を感じさせる挿絵になっていますよね。かといって、「かわいらしい」もおろそかになっていないところがまたすごい。

 

私はエドワード・ゴーリーの絵本が好きなのですが、あれは完全に「不気味」「怖い」「エグい」に振り切れた絵柄ですがそこがコンセプトにピッタリ合って素晴らしい作品になっています。

ムーミン作品の魅力って、ほのぼのした世界の中に理不尽で強大な自然だったり人生に対する哲学のようなものが感じ取れるところが結構大きいと思うんですよ。

ヤンソンの挿絵は「かわいい」と「不気味」のバランスがムーミン世界の表現に絶妙なんだなあ…と今回思いました。

 

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全く別の話になりますが、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」といったらテニエルの挿絵が思い浮かびますよね。今でも色んな商品やイメージに使われていますし。

あの仏頂面のアリスやリアル過ぎるカエルやうさぎ、ちょっぴり不気味な生き物たちのイラストが、当時の読者たちの頭の中に「アリス」の世界観を構築する大きな助けになったことは間違いないでしょう。

 

挿絵の力ってやっぱりすごい。

お話を書いて、それにドンピシャな挿絵をつけたトーベ・ヤンソンってすごい。

なんて思いました。

 

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図録はともかく、こういった展覧会のグッズは高いのであまり買わないようにしようと思ってたんですが…

 

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左写真はエッグ缶入りビスケット、麻布かりんとのかりんとう、展覧会図録。

右写真はポストカード。買っちゃいました…

 

麻布かりんととのコラボ商品は、森アーツセンターギャラリーでの展覧会ではおなじみですね。

図録は小さめのハードカバー本。展覧会の図録ってめちゃくちゃ大判のものが多いので珍しいですね。ムーミンの雰囲気に合ったかわいらしいデザインですが、やっぱり掲載作品が小さいなあ。もう一回り大きくても良かったのでは。

 

 

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エッグ缶はこんな感じです。かわいさに負けて買ってしまいました。

食べ終わったら何を入れようかな。

 

ムーミン展は六本木にて6月16日まで開催中です。

 

moomin-art.jp